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2011年2月18日金曜日

『誘拐ごっこ』

みなさま、
おはようございます。

これから、今回上映予定の短編作品を次々と紹介させていただきます。

まず、立教大学映像身体修士一年生の浅雄望さんの「誘拐ごっこ」です。


浅雄望『誘拐ごっこ』45分/HD

脚本・編集・監督:浅雄望
助監督:関俊太、師岡臣官
撮影:内藤裕子
録音:小堂真宏、桑尾賢哉、久野剛士、三宅隆司、神山準
出演:布川雄治、清瀬やえこ、池知佐子、齋藤悠哉、福本晋太郎

あらすじ:夢を諦めたホームレス・イチは、ブルーテントの下で輝かしい思い出に浸っていた。夢のない中学生・ミチコは、離婚審議中の両親の待つ家への帰路を急いでいた。そんな二人が出会ってしまったら、イチの無計画な誘拐なんて、上手くいくわけがない。

作品の見どころ:

・「役者さんたちの演技、そして顔。特に、野生的な布川さんとサイボーグ的な清瀬さんの芝居が対照的で、好きです。あと、河川敷でのロケだったので、ミチコの背中をテントウ虫が這っているところとか、小さな発見をして欲しいです。」(浅雄)

・「愚鈍なくらいに真正直な浅雄さんが、屈託を抱え余計なものばっかりを背負っている登場人物たちをとてもデフォルメさせて演出したとき、やっぱりとてもデフォルメしきれない痛々しさや哀しさが画面から伝わってきて、それが浅雄さんの愛情なんだと思った。」(関)

・「アイドルを目指していた二子の兄弟は、月日の経過とともに、快適な暮らしを送られず、苦痛のへりでもがいている。愛も恨も、運命でも偶然でも、彼らが生きる意味を求めるためにさらに不幸な境遇に沈んでゆく。というのも、一言で、映画の奇想世界にしか見えない物語だ。」(程)

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